Tech・Ed 97 概要
Microsoft Tech・Ed 97
パシフィコ横浜
1997/7/22(火)〜1997/7/24(木)
会場
- 会場は
パシフィコ横浜
という展示会施設。首都圏には
東京ビッグサイト、
日本コンベンションセンター幕張メッセ
などの展示会施設があるが、他の 2 施設に比べると展示会場より
国際会議場としての側面が強い。
外からみたデザインは、併設されている
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
を含めて凝ったデザインになっており、立体感のある
見た目の美しい建物である。
しかし使用する立場で見ると
- 水平方向の連絡通路が不十分
- 上りと下りのエスカレーターが違う場所に設置されている場所がある
- 同じ建物内で 2F から 2F に移動するのに一度 1F に降りなくては
ならない部分がある
- トイレの数が足りない。場所も不適切
- 駅からパシフィコ横浜への案内板が不適切
- ガラス面を大胆に使ったデザインであるのに冷房能力が足りず
大きなガラスに面した通路部分はかなり暑くなる
など問題点が目につく。はっきり言って「だめな建物」である。
こんな建物を使いつづける Microsoft の姿勢には疑問を感じる。
また、パシフィコ横浜自体に掲げられた Tech・Ed 97 の案内も不十分
で、最初の日は (自分を含めて) 受付を探して右往左往する人が多数
目についた。
- 期間中、パシフィコ横浜は完全に貸し切りとなっていた。受付でくれる
登録証を身につけていれば出入り自由であり、昼食弁当の配布なども
この登録証を見るだけで行っていた。これは気軽でよかった。
配布物
- 登録すると一通りの配布物が入ったバッグを引き渡される。

中身はなかなか充実している。またペンやノートパッドも入っている
ので、何も持ってきていなくてもセッションに参加した時に不自由を感じ
ないようになっている。
- バインダー
- プログラムガイド
- スポンサープログラムガイド
- アンケート用紙
- ボールペン
- ノートパッド
- 会場案内
- Windows NT Service Pack 3 CD-ROM
- Internet Information Server 4.0 英語版 Beta 2 CD-ROM
- Tech・Ed 97 Orlando Post Conference CD-ROM 2 枚組
- Developer Network ライブラリー July-1997 Preview CD-ROM
- TechNet CD-ROM
- 各種カタログ
入手したもの
会議センター 2F のロビーでは Microsoft 製品や、その他各社の Windows 向け
製品のカタログが入手できるコーナーがあった。
そこでもらったもの
- カタログ各種
- Microsoft Industry Solutions Directory '97 CD-ROM
参加者
聞こえてくる会話内容などから、参加者は以下のような人々である。
- ソフトウェアデベロッパー
- ハードウェアデベロッパー
- 企業内情報システム担当者
- 出版関係者
話の内容を聞いている限りでは出版関係の人が多かったように思う。
人数は全体で 2000 人ぐらいであった。
運営
運営には Microsoft、企画会社、パシフィコ横浜、インターコンチネンタ
ルホテルが参加している。インターコンチネンタルホテルの従業員と
パシフィコヨコハマの警備員などは制服を着ているが、パシフィコ横浜の
一部の従業員や企画会社の社員は Microsoft のロゴの入った T シャツや
ポロシャツを着ている。で、こちらが Microsoft の社員と思って質問を
すると「Micsoroft の社員に聞いてくれ」と答える馬鹿が何人もいた。
運営は全体としては何とかなっているが、運営する側の態度や姿勢に問題
大ありである。
感想
COM、Windows CE、クラスタリングの 3 つの分野を中心に参加セッションを
選んだが、COM の各セッションは難しすぎてついていけなかった。一方、他の
セッションは、これまでのショーなどで既に知っているような内容でつまら
なかった。
全般的に、開発者が参加するような内容ではない。また参加費用 (税別 99,800 円)
を考えても参加するメリットはない。
特定のトピックについて問題意識のあるメンバーがそのトピックに関する
セッションだけを目的に参加すれば、米国のマイクロソフトの各製品の開発
で重要な地位を占めていると思われる人と直接話す機会が得られるなどの
メリットがある。そのような形態でないのであれば、来年以降は
参加しない方がよい。
参加者がかなり大勢いるので、食事の時などに Microsoft や参加している他社の
人との人脈を広げることができる可能性があるが、そのような目的であれば
開発グループではなく営業企画のグループから参加メンバーを出すべきである。
ヒット数:
回
(1997年7月25日以降)
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最終更新: 1997/7/25(金)
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